ドライバーが辞めない会社の作り方|軽貨物の定着を上げる4つ
ドライバーを集めるより、辞めさせないほうが安く済みます。1人抜けるたびに、募集・面談・車両や保険の確認・現場の引き継ぎが発生します。
この記事では、軽貨物で定着に効くことを4つに整理します。
辞める理由は、報酬の額そのものではないことが多い
「単価が安いから」と言われることは多いのですが、実際に離職につながっているのは次のような点です。
- いくら引かれたのか分からない
- 支払日が守られない、または毎月ずれる
- 忙しい月だけ声がかかり、暇な月は何もない
- 条件が後から変わる
- 事務作業(記録・報告)が重い
いずれもお金の額ではなく、扱われ方の話です。
1. 支払いを正確に、明細で示す
控除と立替金を分けて書く。名目と金額を出す。ここが曖昧なままだと、どれだけ単価を上げても不信は消えません。
書き方は「軽貨物で協力会社を増やすときの契約書と支払いの決め方」にまとめています。
なお、フリーランス新法では報酬の減額や買いたたきが禁止されています。「今月は荷物が少なかったから」と後から減らすのは、定着以前に法令上の問題になり得ます(「フリーランス新法と軽貨物」)。
2. 量を平らにする
物流には波があります。繁忙期だけ人を集め、閑散期は声をかけない——これを繰り返すと、次の繁忙期には誰も残っていません。
- 年間で出せる量を先に見積もる
- 閑散期にも一定量を回せるよう、案件の種類を分散させる
- 閑散期に回せないなら、先に伝える(黙って減らさない)
3. 事務の負担を減らす
令和7年4月から、軽貨物にも点呼・業務の記録・事故の記録などの義務が加わりました。これがドライバー側の負担として乗っています。
紙で回している会社では、記録の提出だけで毎日15〜20分かかることがあります。この時間は報酬になりません。スマホで完結する形にするだけで、離職の理由が1つ減ります。
義務の中身は「軽貨物の会社がやるべき法令対応」にまとめています。
4. 条件を後から変えない
- 単価の変更は事前に、書面で
- ルートや件数が大きく変わるときは、あらかじめ伝える
- 途中でやめてもらうときは原則30日前の予告
「言った・言わない」を防ぐには、やり取りが記録に残る形にしておくのが確実です。
入る前の期待値をそろえる
定着は、入ってからだけの問題ではありません。募集の時点で実態と違うことを書かないほうが、結果的に残ります。
- 単価と、そこから引かれるもの
- 拘束の目安(早朝集合か、荷待ちがあるか)
- 付帯作業の有無
- 閑散期の量
募集の書き方は「軽貨物の協力会社の探し方」にまとめています。
ロジバディでできること
- 控除・立替金・上位委託手数料を分けた支払通知書が自動で作られます
- ドライバーは自分の明細をマイページで確認でき、日ごとの成果(勤務時間・個数・金額)も見られます
- 点呼・日報・走行距離がスマホでその場で終わります
- 契約書は成立時に自動作成(電子署名・タイムスタンプつき)。条件が記録に残ります
- 人が足りない日をスケジュールの週ボードで先に把握できます
まとめ
- 辞める理由は額そのものより扱われ方
- 控除と立替金を分けた明細を毎月出す
- 繁閑の波を平らにする。減らすなら先に伝える
- 記録の負担を減らすと、離職の理由が1つ減る
- 条件は後から変えない。やめてもらうときは30日前の予告



