軽貨物の請求書の書き方【記入例】|インボイス対応の項目
元請けから支払通知書が届く現場では、自分で請求書を出す機会がありません。ですが直請けを取ったときや、相手から請求書を求められたときには自分で作ることになります。
この記事では、書く項目と記入例を示します。
※本記事は一般的な整理です。個別の判断は、管轄の運輸支局・行政書士・税理士・弁護士など、それぞれの専門家にご確認ください。
まず、請求書が要る場合と要らない場合
| 相手 | やり方 |
|---|---|
| 元請けが支払通知書を出してくれる | 請求書は不要なことが多い。内容を確認して返す |
| 元請けが「請求書を出して」と言う | 自分で作って出す |
| 直請け(荷主と直接) | 自分で作って出す |
支払通知書のしくみは「軽貨物の支払通知書とインボイス」で詳しく扱っています。
請求書に書く項目(インボイス対応)
適格請求書として出すなら、次を満たす必要があります。
- 発行者の氏名または名称
- 登録番号(T+13桁)
- 取引年月日
- 取引の内容(軽減税率の対象ならその旨)
- 税率ごとに区分した対価の額(税抜または税込)と、適用税率
- 税率ごとに区分した消費税額
- 交付を受ける事業者の氏名または名称
登録していない(免税事業者の)場合は、登録番号を書きません。相手の控除割合が変わるだけで、請求書を出せないわけではありません。
記入例
| 宛先 | 株式会社◯◯運輸 御中 |
| 件名 | 2026年10月分 配送業務委託料 |
| 請求日 | 2026年10月31日 |
| 支払期限 | 2026年11月30日 |
| 内容 | 数量 | 単価 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 配送業務(日建て)10/1〜10/31 | 22日 | 16,000 | 352,000 |
| 待機料 | 3時間 | 2,000 | 6,000 |
| 高速道路利用料(立替) | — | — | 4,800 |
| 小計(10%対象) | 362,800 | ||
| 消費税(10%) | 36,280 | ||
| 合計 | 399,080 | ||
下に、氏名・住所・登録番号・振込先口座を記載します。
出すときの注意
1. 締め日と支払日を合わせる
相手の締め日を確認してから作ります。締め日を1日ずれて出すと、支払いが1か月遅れることがあります。
2. 立替金は分けて書く
高速代や駐車料金を立て替えたぶんは、業務委託料と行を分けて書きます。まとめると、消費税の扱いが分からなくなります。
3. 控除は勝手に引かない
手数料などを相手が引く場合、請求書には引く前の金額を書き、控除は相手の支払通知書で示してもらうのが基本です。取り決めがあるならそれに従ってください。
4. 控えを残す
出した請求書は保存対象です。未払いが起きたときの証拠にもなります(「軽貨物の元請けの選び方|報酬の未払い・支払い遅延を防ぐ」)。
ロジバディでの作り方
- 案件ごとに単価・締め日・支払日を登録しておけます
- 日報の実績から金額が積み上がるので、月末に手で集計しなくて済みます
- 協力会社に振っている場合は、控除と立替金を分けた支払通知書が自動で作られます
- 請求書は書類として残り、いつ送ったかの記録も残ります
まとめ
- 支払通知書が出る現場では請求書は不要なことが多い。直請けでは必要
- インボイスとして出すなら登録番号・税率ごとの区分・消費税額を入れる
- 立替金は行を分ける
- 控除は勝手に引かず、引く前の金額で出す
- 控えを必ず残す



