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軽貨物の日額◯円は手取りいくら?固定費から逆算する

公開日 / 更新日 2026年7月26日
軽貨物の日額から手取りを逆算する

「日額18,000円」「月収50万円可能」——軽貨物の募集でよく見る数字です。ですが、この金額がそのまま口座に残るわけではありません。

大事なのは相場を覚えることではなく、提示された数字から手取りを逆算できるようになることです。この記事では、その計算の順番を示します。

売上と手取りのあいだにあるもの

段階 引かれるもの
①案件の売上 日額 × 稼働日数(または個建て単価 × 個数)
②手数料 管理手数料・紹介料・システム利用料
③車の固定費 リース料またはローン、任意保険、自動車税、車検の積立
④走る経費 燃料、高速、駐車場、消耗品、通信費
⑤税金・社会保険 所得税、住民税、国民健康保険、国民年金
⑥手取り 残ったもの

募集広告に書かれているのは、たいてい①です。②〜⑤を引いた後の姿を自分で描けないと、比べようがありません。

1日単位で「残る額」を出す

まず1日あたりで考えます。仮に日額16,000円(税込)、手数料10%、燃料1,500円、高速なし、駐車場は月極(後で月単位に回す)とすると——

日額 16,000円
− 手数料10% −1,600円
− 燃料 −1,500円
1日に残る額 12,900円
※金額はすべて計算例です。実際の条件は案件ごとに異なります。

月単位の固定費を引く

ここに、走っても走らなくてもかかるお金を月でまとめて引きます。この固定費が、休んだ日にも減らないのがポイントです。

1日12,900円 × 22日 283,800円
− 車のリース(例) −40,000円
− 任意保険・貨物保険(月割) −12,000円
− 駐車場 −15,000円
− 通信・その他 −5,000円
月の利益(税引前) 211,800円

ここからさらに、所得税・住民税・国民健康保険・国民年金が出ていきます。「日額16,000円」と聞いたときの印象と、だいぶ違うはずです。

固定費が重いほど、休めなくなる

上の例では、固定費が月72,000円。1日に残る額が12,900円なので、月6日弱は固定費のために走っている計算になります。

  • リース料が高い車を選ぶと、損益分岐の稼働日数が上がる
  • 体調を崩した月に、赤字が出やすくなる
  • 単価交渉より、固定費の見直しのほうが効くことがある

「単価を上げる」と「固定費を下げる」は、同じだけ手取りに効きます。上げにくい時期は、下げるほうを見直すのが現実的です。

比べるときは、この3つをそろえる

  1. 税込か税抜か。同じ「16,000円」でも意味が変わります。
  2. 燃料が自己負担か。ガソリンカード貸与なら実質の手取りは上がります。
  3. 車が自前かリースか。リース料込みの単価かどうかで、比較が成立しなくなります。

この3つがそろっていない比較は、ほとんど意味がありません。案件の条件を聞くときは、必ずセットで確認してください。

時間あたりでも見る

手取りが同じでも、拘束13時間の案件と10時間の案件では中身が違います。1日に残る額 ÷ 拘束時間を出すと、体への負担まで含めた比較ができます。

拘束時間には守るべき基準もあります。軽貨物の拘束時間・連続運転時間もあわせてご確認ください。

まとめ

  • 募集の金額は売上。手取りとは別物。
  • 1日に残る額 × 稼働日 − 月の固定費で利益を出し、そこから税金を見る。
  • 固定費が重いほど休めない構造になる。単価交渉と同じくらい効く。
  • 比較は税込/税抜・燃料負担・車の有無をそろえてから。

ロジバディでは、日報から売上と経費が積み上がり、月次の支払通知書で差引後の金額が確定します。「今月いくら残ったのか」を、感覚ではなく数字で確認できます。

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※記事中の金額はすべて計算例です。実際の単価・経費・税額は、案件・地域・個人の状況により異なります。税額の詳細は税理士等にご確認ください。

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